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唯「んん~……眠たい」ゴシゴシ 憂「もうこんな時間だ。そろそろ寝よっか?」 唯「うん、そうだね~」 唯「それじゃあ、おやすみうい~」 憂「うん、おやすみお姉ちゃん」 …バタン 憂「……」 憂「……んもう!お姉ちゃんったらかわいいすぎ!」 憂「ギターをほめてあげたら張り切りすぎて夜更かししちゃうなんてかわいすぎるよもう!」 憂「うーっ、もう限界だ」 憂「よーし、今日こそ思いきってお姉ちゃんの寝込みを襲っちゃうぞ~!」 憂「おー!」 唯(……聴こえてるんだけど……) 憂「お姉ちゃんびっくりしちゃうかな」 憂「でもお姉ちゃんだってエッチなことされちゃったら嬉しいはずだよね」 憂「私はお姉ちゃんを気持ち良くさせてあげるんだ!」 唯(……) 唯(憂がなんだかすごいこと言ってる……) 唯(筒抜けだよういー……) キィ… 憂「……」 唯(こっち見てる……) 唯(悪いことしちゃだめだよー) 憂「……」 バタン 憂「お姉ちゃんまだ起きてるみたい」 憂「もうちょっと待とうかな」 唯(これじゃ眠れそうにないや) ガチャ 憂「……」 憂「お姉ちゃん、起きてる?」 唯(起きてるよ~) 憂「……」 憂「よし、もう寝ちゃったみたい」 唯(えーっ!?) 唯(ぜんぜん寝息じゃないのに!) 憂「ふふふ……」テクテク 唯(来ちゃった……) 憂「……」ジー 唯(視線が……) 憂「……」プルプル 唯(?) 憂「もー!かわいいーー!」 唯(わっ)ビクッ 憂「はぁぁぁ……お姉ちゃん、なんて幸せそうな寝顔なの……」 憂「どんな夢をみてるんだろう……」 唯(見てないよ、起きてるよ) 憂「ふふふ……」 憂「えへへ、やってやろうじゃないですか」 憂「お姉ちゃんをこの手で魅了してやりますよ」 憂「グフフ」 そ~…… 唯(どうしよう、止めた方がいいのかな) 憂「よいしょ」ギシッ 唯(あ、身動きが……) 憂「はぁ、はぁ」 唯(……まあ憂も幸せそうだし、いっか) 憂「まずはおっぱい!これなのこれ!」 憂「触っちゃうよ!いいのお姉ちゃん!?」 唯(え、えっと) 憂「おりゃーーーー!」 …ツンッ 憂「……わぁ……」ツンツン 唯(もっと思いっきりくるかと思った) 憂「お姉ちゃんの、お、おっぱい……触っちゃった」ドキドキ 唯(……) 憂「ふふ、ふ……」 憂「……もう!」 唯(!?) 憂「お姉ちゃんが抵抗しないならもう容赦しないよ!いいの!?」 唯(私が返事しちゃったら触れないでしょ!) 憂「もうしらないからね!」 もみもみもみもみ! 唯(わ、わ……) 憂「おぉ……」 憂「すごい……」モミモミ 唯(流石に恥ずかしいかも……) 憂「お姉ちゃん……」 唯(……) 憂「……そういえば、まだお姉ちゃん起きないのかな」 唯(……) 憂「お姉ちゃーん?」 唯「う、うーん……むにゃむにゃ」 憂「寝てる……」 唯(憂は頭が良い子だったはずなのに……) 憂「……お姉ちゃんのおなか」 スルッ 唯「ひゃっ!?」 唯(やば、いきなり服の下触られたから……) 憂「お、起きてるの?」 唯「zzz...」 憂「気のせいか……」 唯(えーっ!?) 憂「スベスベだー」ナデナデ 唯(……) 憂「温かいなぁ」 憂「……お姉ちゃん起きないなぁ」 憂「私にこんなにエッチなことされてるのに」 憂「そ、それとももっと激しいのがいいのかな……」 唯(大したことしてないでしょ) 憂「よ、よし!お姉ちゃんの唇奪っちゃおう!」 唯(まったく……) 憂「ふぅ、ふぅ」 憂「お、お姉ちゃんが悪いんだからね!」 唯(え、えっ?) 憂「もう知らないから……」 スッ… 憂「……」 唯(憂の息、かかってる……) 憂「お姉ちゃん……」 憂「……好き……」 唯「……」 憂「……」 憂「……えへ、へ」 憂「や、やっぱりキスは後回しにしとこう」 憂「ふ、太ももとかまだ残ってるし」 憂「それに……」 グイッ 唯「だめだよ、ちゃんとやらなくちゃ」 憂「へっ……んむっ」 唯「ん……ちゅ……」 唯「……ぷは」 憂「えっ?え?」 唯「えへへ、私がしちゃった」 憂「へっ……」 唯「憂ったら焦らすんだもん」 憂「えっ?う、うそ、まさか……//」 ギュッ 唯「憂は私のこと好きなんだ」 憂「え、えっとそれは、その、えと……//」アタフタ 唯「ごめんね、私は憂のこと愛してるの」 憂「ま、まっ……むぐっ」 おわり。 戻る
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千聖もう寝てるんじゃないの、とか 今会ってもしょうがないよ、とか そんな口を挟む間もなく、私は舞美ちゃんのお兄さんが運転するワンボックスカーに詰め込まれた。 仲間を思う舞美の気持ちがどうとか、絆がどうとか、舞美ちゃんがそのまま男になった感じの男の人が喋っている。 時刻は午前3時。まさか千聖の家まで3時間もかからないだろう。本気なのか、この人達は。 「私ね、やっとわかったんだ。」 私のことは着替えさせたくせに、自分はネグリジェのままの舞美ちゃんが語りだした。 「舞が今のちっさーを受け入れられないなら、それはもう仕方ないと思ってた。 仕事の時にちゃんとやってくれるならっいいかって。でもそれは違うよね。 舞ももう現実と向き合っていかないといけなかったんだ。」 やだ。何言ってるのお姉ちゃん。だって、舞は。 「私やえりが最初に気づいておくべきだった。舞がどれだけしっかりしてたって、まだたったの13歳なのに。 何もかも自分で判断させるなんておかしかった。舞がもし良くない態度でちっさーに接したら、その場で注意するべきだったんだよ。なっきーはちゃんとそうしてたのに、リーダーの私は」 「待って、舞美ちゃん。何で今そんなこというの?っていうか、今私たち何しに行くの?」 「何しにって。」 舞美ちゃんは相変わらず無表情のまま顔を近づけてきた。 「今までのこと、謝りに行くんだよ。」 「・・・・・なんで。やだよ。別に私は悪くない。」 「だって、舞泣いてたじゃない。千聖に会いたい、謝りたいって。」 ああ、それは違うんだよお姉ちゃん。あの千聖に謝りたいんじゃなくて、前の千聖にだよ。 「ちっさーは優しいし、人の思いやりがわかる子だから大丈夫だよ。私もついていってあげるから。 このままじゃ舞のためにも、ちっさーのためにもならない。そうだよ、うんそうだ。」 舞美ちゃんは完全に舞美ワールドに入ってしまって、私の声なんか聞こえてないみたいだ。何だか悲しくなってきた。 「降ろして。私があの千聖に謝ることなんて何もない。舞美ちゃんには関係ないじゃん。それにあれはなっきーが」 「舞。じゃあ何でちっさーは泣いてたの?あんなに雨ふってたのに、何で一人で帰るなんて言ったの?なっきーが全部悪いとでも言うの?」 舞美ちゃんの声はあくまで冷静だったけれど、私を見据えたまま一歩も引かない。 年上だけど、リーダーだけど、どこかで私は舞美ちゃんをなめていたのかもしれない。 でも今の射抜くような視線は、言い逃れや責任の押し付けなんて許さないような迫力がある。 「このままじゃだめなんだよ、舞。」 「降りる、降ろして。舞歩いて帰る。」 「バカなこと言わないの。できるわけないでしょ。舞、逃げないの。」 「もう、やだ何で・・・舞だって、いろいろ考えてるのに。みんなでそうやって舞を責めるんだ。」 もう悔し紛れの逆ギレしかできない。 車はどんどん加速していく。 こんな気持ちのままあの千聖に会って、何をしろっていうんだろう。 「みんな舞よりも、あの千聖を取るんだね。なっきーも、舞美ちゃんも、もう舞の味方じゃないんだ。どうでもよくなっちゃったんだ。」 「それは違うよ。みんな心配してるんだよ、舞とちっさーのこと。どうでもいい人のために、ここまでするわけないじゃないか。」 少しだけ、舞美ちゃんの表情が緩んだ。 「舞、辛いかもしれないけど聞いて。ちっさーはもうずっと今のままかもしれない。治るかもしれないし、そんなことは誰にもわからないよね? だから、舞も意地張ってないで今のちっさーを受け止めてあげてほしいんだ。」 ・・・ああ。どうしよう。もうこの件で人前で泣くのは終わりにしたかったのに。私の目の前はまた霞んできた。 「わ、わかってるもん。」 「うん。」 「あの千聖が、前と同じで舞のこと思いやってくれてることも、見ていてくれてることもわかってる。 千聖が、私にひどいことされても、私の前で泣かないようにしてたのも知ってるよ。 でも舞には前の千聖じゃなきゃだめなの。どうしても会いたいんだよ。あきらめられないの。」 「そっか、うん、わかった、ごめん。ごめんね舞。急すぎたよね。」 舞美ちゃんのぬくもりが体を包む。抱きしめられると、どうしようもなく胸が切なくなって涙が止まらなくなる。 “お兄ちゃんごめん、やっぱり行かない戻って” “ちょ、おま” どうやら引き返してくれるらしい。私の背中をさすりながら、舞美ちゃんも少し鼻を啜っていた。 「ごめんね、私暴走して。どうしても今じゃなきゃって思っちゃって。アホなリーダーでごめん。」 「ううん、ありがとう。・・・舞、昨日のことだけはちゃんとあの千聖に謝るから。 明後日レッスンあるでしょ?できたら明日、相談に乗ってほしいな。」 「うん、うん。わかった。明日起きてから、ゆっくり話そう。そうだね、ゆっくりでいいんだ。」 ありがとう、お姉ちゃん。 まだキュートは私の居場所でいいんだね。優しい腕の中で、ゆっくりと目を閉じた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/108.html
改札をくぐると、運よく急行電車が入ってきたところだった。 ギリギリ乗り込むことができたから、どうやらそれほど遅刻しないで済みそうだった。 一応皆にお詫びのメールを打っておこう。 定型文を少しいじって送信したら、すぐに返事が来た。 “わかりました 気にしないで 私はもうつきました まだ誰も来てない 待ってます 目立つ格好してます 舞” 句読点がない。敬語。改行改行改行。怖すぎる。 舞ちゃんは基本大人びた子だけれど、どうも千聖が絡むと見境がなくなってしまう。 栞菜と千聖の事件を引きずりまくっているのはこの機嫌の悪い文章からも明らかだ。 思えば昨日の帰りも相当ひどかった。 みぃたんに先に帰るよう指示されたときは仁王像のような顔になり、私と愛理の不自然に明るいおしゃべりを聞いてる時の瞳の凍った笑顔は、一部のファンの人に殺戮ピエロと称されるあの表情そのものだった。 今日の話し合いの流れ次第では、舞ちゃんの感情が爆発してしまう可能性もある。 栞菜と舞ちゃんも仲のいい2人ではあるけれど、お嬢様の千聖をあんな状態に追いやってしまった相手のことを、冷静な目で見られるかはちょっと微妙なところだ。 舞ちゃんは決して冷めている子じゃない。 むしろマグマのように煮えたぎる思いをたくさん胸に秘めていて、いきなりそれをドカンと噴火させてしまうような恐ろしさがあった。 今日の私の役割は、お姉さんたちからの話(作戦?)をしっかり聞いて、舞ちゃんを宥めながら場の空気を良くしていくことなんだろうな。 私は私のできること・やるべきことで、グループの問題根絶を目指していこう。 「よしっ」 電車が目的の駅に着いた。気合を入れなおして、私は電車を降りた。 改札を目指して歩いていると、いきなり後ろから肩を叩かれた。 「なっきぃ、おはよ。」 「あれっ愛理も遅刻なの?珍しい~」 「何か眠れなくって、ぐずぐずしてた。」 深めにかぶった帽子をちょこっと上げて、愛理は困ったような顔で少し笑った。 「みんなもう着いてるかな?急ごっか。・・・なっきぃ、今日服の感じ違うね。」 「そ、そう?まあまあ気にしないで!」 本当に大慌てで家を飛び出してきたから、私は今日自分がどんな格好なのかよく確認していなかったんだけれど。 変な色落ちのジーパン(姉私物)に変な緑色のしましまTシャツ。しかもキモイみかんのキャラつき(妹私物)。変な色のクロックス。すっぴん。ダサダサ! きちんとコーディネートしてる愛理と比べて、なんていうか、私アイドルとしてどうなんだろう・・・ みぃたんが見たら、きっと自分のモサ服を棚に上げて大笑いするだろうな。 若干胃が痛くなってきたけれど、いつまでもボサッとしていられない。 愛理と2人、駅のまん前にあるファミレスに連れ立って入っていった。 「どこだろう・・・」 時間が時間だけにお客さんはあんまりいないけれど、入り組んだ造りになっているから座席の様子が見えづらい。 「なっきぃ、なっきぃ。ちょっとあそこ。」 きょろきょろしていたら、愛理が急に声をひそめてそでを引っ張ってきた。 視線を辿ると、奥の方にえりかちゃんとみぃたんの姿が見えた。なぜか深くうつむいている。 そしてその向かいには 「・・・何、あれ?」 遊園地とかによくいるような、でっかいうさぎの後頭部がのぞいていた。 店員さんも、うさぎの方をちらちら見ながら困惑した顔をしている。 「行っていいんだよ、ね?」 「ちょっと待って、愛理。」 私の頭には、小さい頃にデパートかなんかであのうさぎに追いかけられた恐ろしい記憶がよみがえっていた。 何年か前に読んだ本で、あの着ぐるみを着た変質者が女子高生をターゲットに連続猟奇的殺人を起こすというのもあった。 うつむいて動かない、みぃたんとえりかちゃん。心なしか震えているようにも見える。 もしや何かの犯罪に巻き込まれてる? テーブルの下で、ナイフか何かで脅かされてるのかもしれない。 「愛理、静かにね。」 何で舞ちゃんがいないの、とか 何で店員さんは通報しないの、とか そんな疑問をすっ飛ばして、私は思い込みの迷路の中に迷い込んでしまった。 「みぃたんたちを助けよう。」 「ええっ?なっきぃ?」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/235.html
前へ 「えっと、ペアシート。基本料金で。あとその堅焼きポテトください。」 少し歩き回って、私はカードを持ってる漫画喫茶のチェーン店を発見した。最悪デパートのトイレで・・・と考えていたから、これはかなりいい展開だ。 「えりがぢゃぁん・・・」 眉をへの字にしながらも、千聖は私が差し出したポテトチップスをしっかり抱えてついてくる。 「大丈夫だって。ウチのこと信じられない?」 「うん。」 ズコー 「・・・ま、またまたそんな岡井さんたら」 「だって・・・ほ、本当に千聖が嫌だって言ったらすぐやめてくれる?」 「もちろん。ほら、入って。」 指定された個室のドアを開けて、私は先に千聖を通した。 ここの漫画喫茶は完全個室タイプだけれど、最近は“風俗ナントカ法”というやつで、扉のないお店の方が多いらしい。・・・まあ、別にそんなに激しいことをするつもりもないんだけど、一応ラッキーだったのかもしれない。 「さて、と。ちさ・・・」 「ぅあっちょっちょっとまって!私飲み物持ってくるから!えりかちゃん何がいい?ロヤイヤロルミドゥクティ?わかった、ちょっと行ってくる!」 千聖は私が軽く肩に触れると、ピョンと飛び跳ねて慌てて部屋を出て行ってしまった。・・・よーし、ちょっと驚かしてやろう! 「お、お待たせー・・・ええっ!な、何なんで」 「あらぁん、遅かったじゃない、千聖ちゃぁん?ウフン」 しばらくして、両手に飲み物と漫画を抱えて千聖が戻ってきた・・・けれど、扉を開けたまま、ポカンと口をあけて立ちすくんでいる。 無理もない。私は千聖が戻ってくる前に、ブランケット3枚とおっきい枕を借りてきて、座敷の個室をベッドみたいに改造してしまったのだった。 「千聖ちゃぁん?来ないのぉん?」 「う、あう、う・・・・そ、も、もうちょっと詰めてえりかちゃん」 千聖はしばらくフガッてから、観念したように中に足を踏み入れてきた。両手で私をイモムシみたいに転がして、自分のスペースを作り出す。 「あのこれ、ミルクティー持って来たから。あとちょっと漫画読みたいから待ってて。」 「ええ??ちょっとぉ」 私が作った即席ダブルベッドの半分に横たわると、千聖は“アラレちゃん”を読み出した。な、何てムードのない! 「ちぃさぁとぉぅ・・・」 「ん・・・待ってってば」 オレンジジュースとポテトチップスを周りに置いて、すっかりリラックスムードだ。時折グフフと笑い声を上げながら、ゴロゴロ寝返りまで打ち始めている。 「むぉおおう、漫画はあ・と・で!」 「わああ!待ってジュースこぼれちゃう!」 10分、20分と待たされて、私はいい加減辛抱たまらなくなってしまった。後ろから千聖の二の腕をガシッと捕まえる。 「本当千聖、自由だよね。まったく、何でここ来たか忘れちゃった?」 「・・・ごめん。覚えてるけどさぁ・・何か・・・」 千聖はちょっと口を尖らせながら、慌てて私の方へ向き直った。ご機嫌を伺うように、上目遣いでじっと見つめてくる。 「大丈夫だから。本当にたいしたことしないって。じっとしてて。」 「うん・・・」 女の子同士で入ったとはいえ、あんまり不審な動きをしたら店員さんが飛んできてしまうだろう。 私は千聖にぴったりくっついて、背中に回した指で“大事なところ”を突っついた。片手は胸に添えて、唇で首筋を辿る。 「!!!えりっむぐっぐぐぐ」 「シーッ!大声ダメ!」 腕力では無理だから、少し圧し掛かるような体制で、私は暴れる千聖の口を手で塞いだ。 「ほ・・本当に、こんなことしてたの・・・?」 少し落ち着いてから、千聖は掠れた声で問いかけてきた。 「うん、してた。ていうか、裸でしたこともあるんだよ。」 「嘘、嘘・・・信じらんない・・・・嘘だぁ」 千聖は私の手から逃れようと身をよじる。うっすら涙目になっているのが可哀想で、私はそっと髪を撫でて、できるだけ優しく聞いた。 「・・・もうやめとく?最初に言ったでしょ、千聖が嫌って思ったらすぐ終わりにするから。漫画読んで、帰るんでもいいよ。ウチはね、本当にウチと千聖がこういうことしてたっていうの信じて欲しかっただけだから。怖いなら、無理することないよ。」 「う・・・」 ブランケットの中で胸に触れる私の手を掴んだまま、硬直する。千聖は嫌なら嫌だとはっきり言えるタイプだから、今は悩んでいるのかもしれない。 長い睫毛を揺らして少し押し黙った後、千聖はまた瞳に強い意志を宿らせて、私を見つめてきた。 「もう少し、続けてみて。あんま暴れないようにする。」 「ん、わかった。」 正面を向いてると、私の行動がいちいち目に入って怖いだろうし、後ろを向かせてそっと寄り添う。・・・まあ、この体勢の方が触りやすいっていうのもあるんだけど。 お嬢様の千聖の好きなパターン、耳を甘噛みしながら胸の谷間をこしょこしょくすぐるというのをやってみると、千聖は首をすくめて丸まった。 「ぅ・・・ほ、本当に・・・?信じらんない・・・」 まだそんなことをつぶやきながらも、もう逃げる様子はない。足を割って、鎖骨のあたりにカプッと噛み付く。 「っ!」 びくんと全身が跳ねた。と思ったら、硬くなっていた体から、だんだん力が失われていく。あれ・・・これは・・・ 「千聖?」 「・・・・」 背中越しに見た瞳は、あの“一人ぼっちの世界”の時のものだった。と、いうことは 「・・・・・・えりかさん」 「へ、へい。」 しばらくの沈黙の後、再び顔を上げた千聖は、バッチリお嬢様に戻っていたのだった。 「・・あ、あれだね。要は、本格的に気持ちよくなり出すと、人格が変わるってことみたいだね。」 「ええ、そうみたいですね。」 「じゃあ、切り替わるスイッチもわかったことだし、そろそろ・・・」 「あら、えりかさん。」 ブランケットから這い出しかけた私を、千聖の小さな手が捕まえた。 「もう終わりになさるの?もう少し・・・・だめかしら?」 う、うおおおおお嬢様ハァーン!/(^o^)\ナンテコッタイ! 明るい千聖が清純派(?)になった代わりに、お嬢様の方はERO-EROに?どちらもいただけるなんて、梅田、感無量です! 「えりかさん?」 「はっ!・・・あ、わかった、じゃあ、もう少しだけ、ね。」 「うふふふ」 ―暗 転― 「・・・・というわけなんだよ、愛理。ぐふぇふぇふぇ」 「へー・・・。」 少コミ乙、と言わんばかりに、愛理は微妙な表情で私の説明を聞いてくれた。 「まあそれで、いろいろ試した結果、まだお嬢様の方の千聖が人格のベースになってるみたい。ずっと明るいほうではいられないっぽいの。それでも、こうやってスイッチが見つかったのは収穫じゃない?」 「うん、そだね。でもえりかちゃん、それみんなにどうやって説明するの?・・・なっきぃとか。」 うぐっ! 「・・・そこらへんはうまくぼかしぼかしで。」 「その方がいいだろうねぇ」 目の前で、明るい方の千聖とジャレるなっきぃを見つめながら、私は密かにため息をついたのだった。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/132.html
前へ ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ 栞菜を千聖の待つファミレスに送り届けた後、私は帰りの電車の中で頭を抱え込んでいた。 “今度トロントロンにしてあげる” 千聖があんまり沈んだ声だったから、ちょっとふざけて和ませようとして囁いた言葉を、なっきぃに聞かれてしまっていた。・・・いや、嘘です。ふざけてない。ちょっと本気だった。 おまけにどういうわけか、栞菜までが私と千聖のナイショの関係に勘づいてしまっていた。 まあこちらは大丈夫だろう。「なっきぃには秘密ね。」とこれ以上余計な情報が入らないように釘をさしておいたし、私のやっていることを責める風でもなかった。 しかし、これはマズイことになったのだ。 今私たちのしていることを知っているのは、愛理、栞菜、なっきぃの3人か。 舞ちゃんは・・・わかんない。少なくとも私には何にも言ってこない。 舞美には前に少しぶっちゃけたんだけど、ペットマッサージみたいなもんだよね!と澄んだ瞳で言われてもう何もいえなかった。 なっきぃ。 彼女にだけは知られるべきじゃなかった。 素直で、いつも物事に真剣に取り組んでいて、自分の意見と違ったら、たとえ年上相手でもしっかり気持ちを伝えるような実直で真面目な子だ。 とりわけ性関係の話題にはかなり固い倫理観を持っていて、 ニュースで痴漢事件を見たときは「こんな人・・・ちょんぎられちゃえばいいのに」と鬼の形相で吐き捨て、 エンコーやってる女子高生のヘラヘラしたインタビューを見たときは激怒して20分間怒りの演説を行って、 舞美のおうちでスカートのまま犬の真似をした千聖を正座させて叱りつけたという逸話もあったらしい。 そんななっきぃの眼に、私が今千聖にしていることがどんな風に映るのかなんて、わざわざ考えるまでもない。 良くて淫行。悪くて性的虐待。どちらにしても、私も「こんな人・・・ちょんぎ(ry」の対象になってしまうことは間違いないだろう。 きっと今日、栞菜と千聖の揉め事はすっきり解決すると思う。 でも私の地獄はこれからだ。こんなこと、誰にも相談できない。 なによりも厄介なのは、私自身が、この期に及んで千聖とのそういう関係をやめようという気が全くないことなのだった。 千聖の体は気持ちいい。 触れてるだけで心が和んで、舞美じゃないけれどまるでペットセラピーみたいな効果があるような気がする。 千聖も気持ちよくて私も気持ちいいならそんなに悪いことじゃないんじゃないか。なんていいたいところだけど、それこそなっきぃには通じない理屈だろう。 「困った。」 あんまりそのことばっかり考えすぎていたせいで、降りる駅を通過して、引き返したのにまた降り忘れ・・・と無駄に3往復ぐらいしてやっと地元に戻ることができた。 「はぁ・・・」 そのまま家に帰る気になれなくて、駅のカフェでお茶を飲みながら時間を潰す。 しばらく一人でいると、だんだん心も落ち着いてきた。 もう話合いは終わった頃かな。どうなったのか、誰かに確認入れてみよう。 カップに残っていたキャラメルマキアートを飲み干すと、私は店を出た。 家まで帰る途中にある公園に寄って、ブランコをキコキコしながらアドレス帳をいじくる。 舞美は電話に出てくれないから、こういう時は大抵説明上手ななっきぃに電話をするんだけど、さすがに今日はそんなわけにいかない。 舞美が出ないなら舞ちゃんか愛理に電話するか・・・ そう決めて舞美の電話番号を呼び出そうとした瞬間、 「うわっ」 ディスコ、ディスコ、ディディディ、ディスコー 静かな公園に、大音量の着メロが流れた。 とっさに通話ボタンを押してから、それがなっきぃからだということに気づいた。 しまった。 何も心の準備が出来てない今じゃなくて、後で家から掛け直すんでもよかったのに。 でも今更切るわけにもいかない。私は覚悟を決めた。 「あ・・・えりかちゃん?なっきぃだよー。今大丈夫?」 「・・・うん、話合い終わった?どうだった?」 なっきぃの声のトーンは普段どおりで、特別怒ってる様子は感じられなかった。 「えりかちゃんのおかげで、上手くいったよ!キュフフ。2人ファミレス出てからどっか遊びに行ったみたい。なっきぃたちも、ご飯食べて帰ったんだ。」 よかった、仲直りできたんだ。 栞菜の泣き顔と千聖の絶望した表情を思い出すと、今でも胸が痛む。 「そっか、じゃあキュートの問題は解決したんだね。」 ちょっと調子に乗ってそんなことを言ってみると、 「いや、してないよね。」 さっきまでのご機嫌なキュフフボイスはなりを潜めて、あの「ちょん(ry」の時のなっきぃのトーンに早変わりした。 背中を冷や汗が伝う。 「・・・ねえ、えりかちゃん。」 「・・・・・・はい。」 打たれ弱い私はもう半泣きだった。 「たしか今週末、DVDマガジンの撮影で泊まりのお仕事があったよね?」 「え?う、うん。あったね。」 「今じゃなくていいの。その時に、えりかちゃんと話がしたいな。」 「・・・ハイヨロコンデ」 「いつでも都合のいい時でいいから。私待ってるからね。永遠に。」 電話を切った私の頭の中では、裁ちばさみを持ったなっきぃがキュフキュフ笑いながら追いかけてきていた。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/bemanilyrics/pages/2310.html
ちょっと あなたを想うと胸がイタむ そっと ほんのちょっと 涙が出ちゃうけれど あぁ せつない胸のウチを 誰にも知られたくないの 私そんなに強くないから… 私の想いは風に消える もっと ずっと あなたを見つめたいのに あぁ 叶わぬ願いならば いっそ忘れてしまおう 私ほんとは弱くないから… 密やかなこの想いを 風に乗せて届けるの だけど恋の効力 小さすぎて届かないみたい… ちょっと恋したの… ほんのちょっと…恋してみただけ…
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唯「選手交代だよりっちゃん!」フンス 律「よし!唯!前から頼むぞ!」ハガイジメ 唯「らじゃー!」 風子「平沢さん!やめて!」 律「爆発物の先端にある核ボタンを押して動きを封じるんだ!」 唯「むぅ~…たぶんこのへんだね!」ポチポチ 風子(んぅ///)ビク 律「無力化に成功だ!可及的速やかに調査再開!」 唯「らじゃー!…おぉ~、これは爆発物どころじゃなくて大量破壊兵器だよ~」タユンタユン 律「いわゆるABC兵器ってやつか」 唯「ABCじゃ足りないよ!絶対D以上あるよ!すっごい柔らかいし!」プニプニ 律「唯はうまいこと言うな!座布団1枚!」 唯「まさにふわふわ時間だよぉ~」ムニムニ 風子(…私の人権は?)シクシク さわ子「最近話題の取調べの可視化ってこんな感じかしらね」 梓「こんな取調べしたら特別公務員暴行凌虐罪ですよ」 紬「“凌虐”って響きがすごくソソるわぁ」ハァハァ ●REC 律「で、高橋さんさぁ、実際どーなの?やっぱD以上でしょ?サイズは?」 風子「黙秘します」プイッ 律「まだ自分の立場が分かってないみたいだなぁ…唯、もうちょい激しく!」 風子「待って待って待って!」フルフル 唯「素直に吐けば御上にも情けはあるんだよぉ~」サワサワ 風子「う~、じゃあ普通に言うの恥ずかしいから平沢さんちょっと耳を貸して」ゴニョゴニョ 唯「フムフム…!? 着ヤセってレベルじゃないよ!りりりりりっちゃん!!」ゴニョゴニョ 律「…な!? さすがに冗談だろ?そう言ってくれよ…はは…」 風子「この状況でウソついたら絶対もっとヒドいことするでしょ!」キッ 律「何…」ガクッ 唯「だと…?」ガクッ さわ子「 死 亡 確 認 」 梓「部外者巻き込んで勝手に盛り上がって勝手にへこむとか、迷惑極まりないですね」 紬「おかげさまでいい画が撮れました…」ホゥ… 風子「た、助かった…?」 バターン! 澪「うわああぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 風子「秋山さんどうしたの!?何かあったの?」 さわ子「とりあえず席に着いて落ち着きましょ…」 ---------------------------------- 澪「…と、まあ、私と高橋さんが入れ替わったいきさつは、今話したような感じだな」 唯「フツーに見学すればよかったんじゃないのかな?」 風子「ううん、普通じゃない、非日常のひとときを味わいたいかな、って」 紬「分かるわ!その気持ち!」 澪「しかし律はつきあい長いし真っ先に気付くべきだろ…入れ替わっておいて何だけど」 梓「むしろ律先輩は気にしないで率先してケーキ食べようとしてましたよね?」 律「あはは、いや~、まさか入れ替わるとは思わないじゃん?」 澪「まあ、これだけ高橋さんと似てるのも何かの縁だしな」 律「んーじゃあ、もうチョイ非日常的な刺激を感じてみようか高橋さん?」ワキワキ 澪「やめろバカ律!」ガッ 風子「クスクス…ところで秋山さん、部屋に入ったとき泣いてたけど、何かあったの?」 澪「そうだな、まずは高橋さんに謝っておかなきゃいけないな…」 ガチャ 和「ちょっとごめんね。ここなら2組の人が多くいるかなって。高橋さん知らない?」 唯「和ちゃんどうしたの?」 和「実はさっき、文芸部の副部長さんが血相を変えて飛んできてね」 風子「あの、真鍋さん、文芸部で何か?」 和「高橋さん!?なんでここに居るの?まあ、ちょうど良かった」 風子「何がちょうど良かったの?呼ばれてるなら行くけど」 和「…言いにくいんだけど、高橋さんが錯乱して逃走したから、捕獲してほしいって」 風子「真鍋さん、それどういうこと?私は正常よ!」 和「詳しい事情はよく分からないけど、すぐに救急と警察を呼んでくれって…」 紬「なんだか大ごとね」 和「それに地元の消防団と猟友会も呼んでくれって頼まれたんだけど」 律「おいおい山狩りかよ!熊じゃないんだから」 澪「…和、それ高橋さんじゃなくて私だよ」 和「文芸部なのになんで澪なのよ。確かに二人とも似てるけど」 澪「二人で入れ替わってお互いの部に行ってみたんだ。で、文芸部で私が詩を読んだんだけど」 律「文芸部は澪の境地には辿り着けなかったか…」 さわ子「しかも高橋さんが澪ちゃんみたいな詩を読んだら驚くわよね…」 澪「たぶん高橋さんの日頃のイメージとはかけ離れてたんだろうな。 それに結局正体がバレなかったから高橋さんが変になったと思われたままで… 和、すまないけど文芸部の人たちに伝えておいてくれないか?」 和「…大体事情はわかったわ。じゃあ私から伝えておくね」 バタン 澪「高橋さん本当にゴメン!明日改めて謝りに行くから…」 風子「私が説明するから謝らなくていいわ。むしろ謝っちゃダメ。真剣に作った詩なんでしょ?」 澪「もちろんだよ」 風子「なら、それでいいじゃない?誤解や摩擦を恐れてたら、創作活動なんかできないわ」ニコッ 澪「高橋さん…」ジーン 律「あんたええ人や!胸だけじゃなく器も大きい!」 澪「だから一言余計なんだ!」ガッ 梓「でもお二人でこうして並ぶと微妙に違いますね」 唯「メガネの有無とかね!」 律「いや、それ全然区別できてないから」 紬「身長とか目とか髪の長さとか髪質とか、胸とか」 澪(私より小柄なのにな…ホントに私より大きいのかな)チラ 風子「秋山さんまで見ないでよ///」 澪「ご、ごめん…」 さわ子「まあ冬服だったら見分けるのはもっと簡単だったと思うけど?」 唯「なんで?厚着だとわかりにくくない?」 さわ子「高橋さんって、いつも制服のボタン止めてなかったじゃない?」 紬「そういえば、クラスの集合写真でも止めてなかったわ」 さわ子「ああいうクセって意外と直らないものよ」 律「確かに高橋さんってマジメっぽいけどブレザーちゃんと着てなかったよな。なんで?」 風子「えーと、暑がりだからかなぁ」 唯「でも、ベストはいつも着込んでたのにホントに暑がり?」 風子(平沢さん、どうでもいいところで鋭い…) 律「ウソつくといいことないぜぇ~」ワキワキ 澪「律、いいかげんにしろ!」 風子「わかったわ…。ちゃんと言うから」 律「そうそう!人間素直が一番!」 風子「その代わり、怒らないって約束して?」 唯「らじゃー!」 風子「私も、入学当初はちゃんと制服着てたの」 紬「最初はみんなそうだけど、段々崩れるわよね」 唯「なんで着崩すようになったの?」 風子「私は小柄だから、もう少し背を大きくしたくて、毎日牛乳飲むことにしたの」 律(…)ピク 風子「でも、背はあまり大きくならなくて」 律(…) 風子「違うところが大きくなっちゃって、ボタンをとめると息苦しくなっちゃうから」 唯「だんだんボタンをしなくなっちゃいました~、と」 風子「うん」 律「…待てよ」 風子「え?」 律「ごまかすなよ。“違うところ”ってどこだ?腹か?肩幅か?そうじゃないだろ?」 風子「あの、ごめんなさい、その、胸…」 律(ヴチィッ)←脳動脈瘤破裂 律「っっッッッッっっざけんなぁぁぁあああぁぁぁぁ!!!!」ガターン! 風子「キャッ!」 澪「やめろ!怒らないって言ったろ!」 律「事情が変わったぁぁぁ!私だって毎日牛乳飲んでんだ! なのにこの差は何だってんだよ!世の中おかしーし!!!!」 澪「知るか!おかしいのはお前の頭だ!」 律「うるせー!お前らみたいな乳製品は北海道かデンマークにでも移住しちまえ!」 風子(乳製品って…)グスン 澪「誰が乳製品だ!高橋さんは悪くないだろ!さっきから勝手なことばっかり言うな!」 律「黙れこの先進国!高度性徴!所得π増計画!持てる者には持たざる者の気持ちなんか分かんないだろ!」 唯「おお!これは階級闘争的なアレだね!搾取に対する反撃だね!」 律「その通り!搾取されたら搾り取りかえすまで!」ムギュウッ 紬「むぎゅううぅぅぅぅぅ!」ボタボタ ● REC 風子「搾らないで…ぇ」ビクビク 澪「やめろって!ムギも落ち着け!」 梓(うわ、あんなに変形するんだ…///) 律「梓同志!お前も持たざる者だろ?傍観者ぶってないでこっち来い!」 梓「なッ!?誰が同志ですか!私はまだまだ発展途上国なだけです! 律先輩みたいな後進国と一緒にすんなです!」プンスカ 律「なんつー差別的で生意気な発言!こうなったら…唯!」 唯「何だい、りっちゃん隊員!?」 律「トイレの用具庫からラバーカップ持ってきてくれないか?」 唯「ほえ?あの詰まったトイレをスッポンするやつだよね?何に使うの?」 律「聞かないでくれ!人には負けると分かっていても、戦うべきときがあるんだよ…」 唯「…りっちゃん、ま、まさか、それで、胸を!?」 梓「律先輩!馬鹿な真似はやめてください!」 律「梓!気持ちは分かるが止めるな!私は美しく散る!」 梓「早まるなとかじゃなくて、文字通り馬鹿っぽいからやめてください!それに全ッ然美しくないです!」 ギャーギャーハナセヤッテヤルデスワーワー 澪「…はあ」 風子「ふふ…軽音部って、賑やかで楽しいね」 澪「そうかな?今日だって練習できてないし、正直どうかと思うことも多いな」 風子「でも、みんなお互い正面からぶつかりあってるじゃない。いいと思う」 澪「ハハ、これだけの仕打ちを受けても、そう言ってもらえると助かるよ」 風子「…あの、よかったら時々遊びに来てもいいかな?」 澪「それはもちろんだよ!ムギもいいよな?」 紬「歓迎しますわ~。おいしいお茶とお菓子も付けて」 さわ子「クラスメイトなんだし、全然問題ないでしょ」 紬(これからもいい画がたくさん撮れそうですし) さわ子(黒髪ロングの巨乳メガネッ娘なんて逸材を見逃す手はないわ!まずメイド服を…) 澪「今後ともよろしく、高橋さん!」 風子「こちらこそよろしくね、…澪ちゃん!」 さわ子「…ってなんかいい感じで終わりそうなところ悪いけど、さっそく採寸よ♪」 風子「へ?」 おわり 戻る
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459 :ふうりん :2006/11/26(日) 03 27 35.32 ID X6TWdwim0 「あ!・・ぁ・あ・あ・あぁ〜〜〜っ!」 ビクビクっと大きく身体が反応して、喘ぎ声が一層大きくなる。 麻奈の声にちょっと慌てたおにいちゃんは、急いで脱衣所から タオルを持ってきて麻奈の口に詰め込んだ。 「んん・・!うんん?」 「麻奈、それ噛んでてくれるかい?お外に声が聞こえちゃうからね。」 息が苦しい時は取ればいいから。分かった?」 口の中にタオルを入れたまま、コクリと頷いた。 小さなハンドタオルなので、多少の余裕もあるし呼吸も楽に出来る。 おにいちゃんはすぐに麻奈のお豆に舌を戻し、ペロペロと動かし出した。 「・・・っ!ふっ!うっ!!んん・・ふぐっ・・!」 浴槽のへりをギュッと握る手に力が入る。 足を大きく広げると、お尻をぐいっと突き出す格好になってしまい、 今にも細いヘリの上からお尻が落ちてしまいそう。 おにいちゃんがお尻の後ろを支えてくれなかったら、 すぐにでも後ろに倒れてしまいそうな格好になっている。 両足を大きく左右に広げ、おにいちゃんの舌の動きを全身で感じてる。 うつろな目をして口にはタオルを入れたまま、 顔を上に向けて快感に浸っていた。 ぴちゃ、ぴちゃ、くちゃ、にゅちゃ、という音が、耳とお腹の中から聞こえてくる。 「ふん・・うん・・うぅ・・・んん・・・!」 ヌメヌメと舌があそこを這い回ると、背中にも電気が走りゾクゾクしてしまう。 何も考えられなくなって、自然とお尻が動いていた。 460 :ふうりん :2006/11/26(日) 03 32 40.64 ID X6TWdwim0 あそこに指を入れられて、ぐちゅ、ぐちゅ、ぬちゅっ、という音が浴室に響き渡る。 「ん〜〜ふぅ〜・・う・・んぐぅ〜〜・・!」 「麻奈・・中がヒクヒクしてるよ・・。濡れすぎてグショグショだ・・。」 ふいにおにいちゃんが麻奈のお尻に小指を入れてきた。 お豆を吸われ、あそこに指を2本も入れられてるのに! 「んん!!!んんーー!!」 今まで経験した事のない急な刺激にビックリして、 麻奈はヘリをつかんでいた手を離しちゃった。 お尻が下にズルッと滑り落ちる。 けれどお尻を支えていてくれたおにいちゃんの手が背中に滑り、 後ろにひっくり返りそうになった麻奈を受け止めてくれた。 「んーーーっ!!!」 ビックリして、口にタオルを入れたまま叫び声をあげていた。 おにいちゃんはお風呂場の床にあぐらをかいて座り、 その上に麻奈のお尻を乗せて左手で麻奈の頭を支える格好を取った。 麻奈はおにいちゃんのお膝の上で赤ちゃんみたいにコロンと横になっている。 「ビックリした?もう落ちないから大丈夫だよ。」 「んん!うぐぐ!」 目を見開いておにいちゃんを見ながら、必死に何度も頷いた。 462 :ふうりん :2006/11/26(日) 03 37 10.81 ID X6TWdwim0 「もうやめる?お風呂出ようか?」 「う・・・。」 うつむいて、何故かタオルを取らないままの麻奈を見たおにいちゃんは、 「そっか。麻奈ももっと気持ちよくならないとね。」 というと、ぬるぬるの麻奈のお豆を親指の腹でゆっくりとこすり出した。 「ん〜〜・・。ん・・ぅう・・ん・・。」 途端に足が開いてあごが上を向いた。 おにいちゃんは左手で麻奈の左足を大きく上に上げた。 そのせいで、とっくにべちゃべちゃになったあそこが丸見えになっている。 「んっ・・・!」 恥ずかしいと思う暇もなく、再びあそことお尻に指が入れられた。 「ううーーーっ!!」 ヌルヌルのお汁で溢れているあそこに指が入り、そのお汁が垂れたお尻の穴も ヌルヌルになっていて、何の抵抗もなくニュル・・ッと指が滑り込んでいく。 痛みはないが、指が入った違和感がすごくて鳥肌が立った。 なんていうか、毛穴から何かが出て行くような感じ。 「ふぅ・・・ん!んんーーーーっ。」 首を左右に振ってイヤイヤをしたが、おにいちゃんは許してくれない。 指を抜くどころかゆっくり上下に動かし出した。 「ふ!んん・・っ!うぅ・・んぅーー・・・。」 ぐちょっ、にゅちょっ、にちゃっ・・。 お尻の穴も段々と熱くなって違和感が薄れていく。 463 :ふうりん :2006/11/26(日) 03 49 14.57 ID X6TWdwim0 お豆をこする親指の動きが早くこきざみになって、 ずちゅっ、にゅちゅっ、 という音も大きく早くなっていた。 同時にお尻に突っ込まれた指も動いて、全身に鳥肌が立ってゾクゾクする。 変な感覚に慣れないのに、何故かいつもより感じちゃう・・・。 あそこに神経が集まり、ビリビリジンジンという快感だけになってきた。 「んーーっ!!んーー!!んぐ〜〜〜〜〜っ!!!」 全身がビクビクっと揺れ、両足の先にぐぐっと力が入る。 目の前は真っ暗なのに、頭の中で何かがはじけて真っ白になった。 「あ・・ぁ・・逝っちゃった・・。」 頭のてっぺんから何かが抜けていくような感じを覚えながら、 麻奈はそんなことをボンヤリと考えていた。 身体の力は抜け、大きく肩で息をする。 おにいちゃんが口の中のタオルを取りながら、 「辛くなかった?苦しくない?」 と、優しくほっぺをなでてくれた。 乱れた呼吸で頭の中はぼんやりとしてたけど、 「ん・・うん・・。だいじょ・・ぶ・・。」 と、何とか返事が出来た。
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梓「いや別に結構です」 純「そんな即答しないでちょっとは乗ってよ、寂しいじゃん」 梓「何よ?藪から棒に」 純「いいえ、ぬかから釘です」 梓「は?」 純「いやね?私達も最上級生になっちゃったじゃない」 梓「そうだね、純にとっては奇跡だよね」 純「いやソコまで馬鹿じゃないし!頑張ったし!」 梓「ふ~ん」 純「流さないでよ!なんかホントに馬鹿みたいじゃん!」 梓「そういえば憂は?」キョロキョロ 純「ちょっ!?少しは私に興味持ってよぉ~」ユッサユッサ 梓「も~……じゃあ何なの一体?」グワングワン 純「え、何その態度」 梓「お疲れ様」ガタッ 純「ごめんなさい嘘ですスミマセン座って下さい」ガシッ 梓「しょうがないなぁ」ストン 純「あざっす!」 梓「んで?」 純「んで?んでんでんで」フリフリ 梓「……さてっと、そろそろ帰ろうかな」ガタッ 純「ヤだなぁ梓さん、ちょっとしたお茶目じゃないですか~」ガシッ 梓「何だったらその良くわかんない踊り、文化祭で一人で踊る?」 純「勘弁して下さいコレが何なのか全然知りません」ドゲザー 梓「じゃあ話進めてよ、聞くから」ストン 純「あのね……真面目な話なんだよ」 梓「じゃあ最初からふざけないでよ」 純「私は初めっから真面目だよ!」 梓「さっきのやりとりのドコが真面目なのよ……っていうか純が真面目?」 純「茶化さないで」ジトー 梓「わ、分かった」コクコク 純「最近本気でね?考えてる事なんだけど」 梓「う、うん」ゴクリ 純「私も尊敬されたいの」 梓「……」 純「……」 梓「……」 純「……」 梓「そうなんだ。じゃあ私生徒会室行くね 」ガタッ 純「いやそりゃアンタのセリフじゃないでしょドコ行くのよ座りなさいよ」ガシッ 梓「何の話よ一体」ストン 純「だからね?分かりやすく言うと、私も尊敬されたいの!」バンッ 梓「変わってない。一文字たりとも変わってないよ」 純「だってさ!だってさ!だってだってさ!」 梓「だってだってなんだもん?」 純「違う!」 梓「じゃあ何?」 純「梓は部長じゃん!」 梓「うん」 純「憂は完璧じゃん!」 梓「うん」 純「私普通じゃん!」 梓「うん?」 純「オーソドックスじゃん!」 梓「そんな事ないよ」 純「有るよ!」 梓「ないって」 純「先生でさえナオピーの退部を止めたりさ、バンド名命名したり大活躍じゃん!」 梓「いやま、後者はアレだけど……ナオピー?」 純「で、私普通じゃん」 梓「そんなこと無いって」 純「有るって」 梓「純だって普通じゃないって」 純「そ、そう?」 梓「うん」 純「じゃあどこが?」 梓「主に髪型が」プププ 純「そのツインテ結ぶぞこのヤロウ!」ガーッ 梓「そんな事されたら可愛くなっちゃう」 純「それはダメだね、止めとこう」 梓「その方が良いよ」 純「で、私も後輩達に『純先輩ってスゴい!』って思われたい訳」 梓「もう思ってるって」 純「え~、例えば?」 梓「雨の日とか」プププ 純「そのツインテ千切るぞこのヤロウ!」ガーッ 梓「やめて、暴れ出しちゃう」 純「梓が?」 梓「いや、髪の毛が」 純「そりゃ怖い」 梓「でしょ?」 純「うん。でさ、私も尊敬の念を抱かれたい訳なのよ」 梓「尊敬ねぇ……」 純「うん」 梓「どんな風に?」 純「『純先輩カッコイイ!抱いて!』ってなるくらい」キャッ 梓「抱きしめてトゥナイト?」 純「そうそう。『ハッ!』って、今時トシちゃんは伝わんないよ」 梓「そう?」 純「私らだってモノマネで知っただけじゃん」 梓「先生なら知ってそうだけど」 純「かも知れないけど……いや、やめとこう」 梓「うん?」 純「年齢に関わる質問するのは怖いよ」ウン 梓「……だね」ウン 純「せめて『抱いてセニョリータ』くらいにしとこうよ」 梓「何?純は後輩を抱きしめたいの?」 純「それはモノのたとえだって」 梓「あぁそう」 純「っていうか『抱いて』をフォーカスしだしたのは梓じゃん」 梓「そっかそっか。でも十分仲良いじゃん」 純「仲良しと尊敬は違うくない?」 梓「後輩が先輩を慕うから仲良くなるんでしょ?」 純「……あ~、まぁ」 梓「そういう点で見れば十分尊敬されてると思うよ」 純「う~ん……でもそうゆうのじゃないんだよね」 梓「そうなんだ。じゃあ私」 純「行かせないよ!?」ガシッ 梓「駄目?」 純「当たり前じゃん!まだひとっつも解決してないでしょ!」 梓「良いじゃん、十分仲良いんだし」 純「良かないよ。ただ仲良くなりやすいって思われてるだけかもしんないじゃん」 梓「それは純からガンガン踏み込むからでしょ?」 純「そりゃ私の性格だもん」 梓「ついこないだだって『おぉ!スミーレ!』ってやってたトコじゃない」 純「まぁソレはソレ、コレはコレだよ」 梓「あ、そう」 純「ちゅうこって『輝け!純ちゃん大作戦!』ですよ」 梓「ふぅん」 純「軽っ!?」 梓「いや、だって興味無いし」 純「ちょっと、部員が真面目に悩んでるんだから一緒に考えてよ部長~」 梓「だったらせめて部活の事で悩んでよ部員」 純「部内の親交を図るのも部長の仕事でしょ~?」ユッサユッサ 梓「必要無いと思うけどなぁ」グワングワン 純「必要有るから悩んでるんです~」 梓「……はぁ、しょうがないなぁ」ヤレヤレ 純「ひゅ~!あずにゃん部長ステキ!抱いて!」キャー 梓「お断りします!」 純「……据え膳食わねば恥だよ?」 梓「お膳だったら私だって食べるよ」 純「ヒドッ!?ちょっとソレ、ヒドすぎない?」 梓「まぁほら、私たちの仲だから」 純「そっか、私たちの仲だもんね。ってどんな仲よ!?」 梓「……織田信長と」 純「おぉ!織田信長と!」 梓「朝倉義景みたいな関係?」 純「え~っと……戦争してんじゃん、片方滅んじゃってんじゃん。ヤダよそんな関係」 梓「あれ、純がしっかり勉強してる……」 純「あのさぁ……私を何だと思ってるの?」 梓「勉強出来ない子」 純「出来ないんじゃないの、しないの」 梓「しなよ」ハァ 純「気が向いたらね」 梓「やめてよ?菫達と同輩になるとか」 純「いやいや、いくら何でもソコまで馬鹿にはなれないよ」 梓「にしても尊敬ねぇ……」 純「うん」 梓「そんな事言う先輩を尊敬しろっていうのもなぁ」 純「違うよあずにゃん」 梓「あずにゃん言うな」 純「勉強が出来るのと、頭が良いのは別なんだよ」 梓「純はどっちも駄目じゃん」 純「ごもっとも。ってコラ!」 梓「色々やってると思うけどなぁ、純も」 純「例えば何よ?」 梓「菫にあだ名付けたじゃん」 純「まず梓が『スミーレ』って呼んでないじゃん」 梓「そうだね」 純「浸透してないじゃん。私が勝手に呼んでるだけ~みたいな」 梓「奥田さんはどうするの?」 純「ナオナオは未だに公式であだ名が出てないから」 梓「公式?」 純「私も活躍しないとさ、このままじゃいつ又モブ扱いに落とされるか……」ガクガク 梓「さっきから発言がおかしいよ」 純「気にしない気にしない。ほら、梓から見た澪先輩みたいな憧れって言ったら分かるでしょ?」 梓「あぁ、うん」 純「そんな憧れを後輩たちに抱かせたいの!」 梓「そうなんだ。じゃ」 純「立たせないよ!」ガシッ 梓「駄目か……」 純「もち。てな訳でさ、何したら良いと思う?」 梓「そこから私任せ!?」 純「だって思いつかないんだも~ん」ムー 梓「知らないよそんなの。飾り付けの電飾でも巻いてれば輝くんじゃない?」 純「何処から電力持ってくるのよ。動きにくそうだし」 梓「巻くのは良いんだ」 純「もっとこうさ?心にズドンっと来るみたいな」 梓「じゃあ……部室を率先して掃除してる先輩って尊敬出来ない?」 純「そんな人が居たら尊敬しちゃうね」 梓「じゃあソレで」 純「でもスミーレと憂が細かく掃除しちゃってるからねぇ」 梓「あ~……」 純「残念だ……実に残念だっ!」クーッ 梓「思ってもない事を」 純「分かる?」 梓「分かりやす過ぎる。じゃあ勉強教えてあげなよ」 純「一年の範囲なんて覚えてないよ」 梓「オイ受験生」 純「それに奥田先生には敵いそうに無いし」 梓「確かに」ウン 純「うっ……ソレはソレで傷つくなぁ」 梓「事実でしょ?」 純「……確かに」ウン 梓「……コスプレは?」 純「私の担当じゃない」 梓「だね」 純「見る方が楽しいし」 梓「じゃあホラ、ベースを格好良く弾こうよ!」 純「べぇすぅ?」 梓「何で訝しげなのよ」 純「ふっつぅ~」 梓「普通って……っていうかソレが一番じゃん」 純「格好良くったってねぇ~」 梓「チョッパーとかタッピングとか」 純「難しい~」 梓「難しいって……練習しなさいよ」 純「う~……うん、めどい」 梓「」カチッ 純「ん?」 梓「じゃあ今から純のベースを頭めがけて振り下ろすからさ」 純「は?」 梓「白刃取りしてみせてよ?出来たらカッコイイよ~?」ニコリ 純「いやいやいやいや」 梓「ちょっと待っててね?準備するから」テクテク 純「止めて下さい死んでしまいます梓さん目が笑ってないですよ」ガシッ 梓「知らないよ!勝手にしなよもう!」ガーッ 純「うわ、怒った……」 梓「勝手に後輩の前でパフォーマンスでも何でもすれば良いじゃん!」 純「パフォーマンス?」 梓「金魚を吐いたりロウソク消したりコウモリ吹いたりペンキを塗ったり色々有るでしょ!?」 純「何そのラブラビッツ」 梓「何なら校庭に暴れた牛が百匹来る中で優雅に唄いなさいよ!」 純「おぉ」 梓「それはそれはカッコイイでしょうよ!」 純「ソレ良いね」 梓「ソコは『無理に決まってるじゃん』ってツッコむトコでしょ!?」 純「学祭のライブでどうよ。……でも牛ってレンタルしてるかな?」ウーン 梓「知らないよ!?」 純「百匹だといくらくらいかなぁ?部費で落ちる?」ムー 梓「落ちるか!っていうかそんなライブ嫌だよ!?死んじゃうから!」 純「え~。じゃあ何ならしてくれるのさ~」ブーブー 梓「……おかしいなぁ、無理難題ふっかけたのはコッチの筈なのに」 純「ほらほら、去年の部活紹介ビデオみたいにさ?何か案ないの?」 梓「疲れちゃったよ」ハァ 純「一人で白熱するから」 梓「誰のせいよ誰の」 純「私は真面目にね?」 梓「ハイハイ、真面目にね」 純「ちゃんと考えてよ~」 梓「っていうかその作戦?」 純「『かっけーんスよ、純ちゃんマジかっけーんスよ大作戦』の事?」 梓「名前変わってるし。その作戦がまず理解出来ないんだけど」 純「さっき言ったじゃん。澪先輩の様な憧れを~」 梓「抱かれてどうしたいの?純は」 純「へ?」 梓「どうされたいのさ」 純「どう……」ウーン 梓「慕われたいの?」 純「う~ん」 梓「頼りにされたいの?」 純「どう言えばいいかなぁ」 梓「ついてきてほしいの?」 純「分かり易く言えば菫→純←直」 梓「はい?」 純「だってさ!だってさ!」 梓「だってだってなんだもん?」 純「ソレさっき言った!」 梓「いやぁ、他に思いつかなくて」ポリポリ 純「別につかなくて良いよ」 梓「うん。で?」 純「やれ世間じゃ『梓菫』だの『紬菫』だの『菫直』だの」 梓「え、え?」 純「スミーレばっかりフォーカスされちゃってさ!そりゃ可愛いけど!」 梓「うん、まぁ……うん?」 純「最近じゃ『憂直も有り?』とか言うけどさ?」 梓「……」 純「純○が一個も上がんないんだもん!」 梓「……ごめん、何の話?」 純「折角メイン張る様になったってのに何この扱い」 梓「別に昔から何も変わってないと思うけど」 純「私だって『純○は公式』とか言われたいの!」バンバンッ 梓「あ、そう。ツッコんだら負けなんだね」 2
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191 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 07 18 もう10年も前の話です…(つうかもうそれが寒いんだけど) 僕はさる北国にてコンベンションに参加していました。 そして帰り際、「ヒマならセッションみたいの来ない?」みたいな事を言われ、ヒマ だった僕はそれについていきました。どんな人達がいるのかな? と思っていると、 車で運ばれたその先には当時珍しかったパソコンに向かい、「FOXY」を一心不乱 にフロッピー突っ込んでプレイしてる巨大風船デブが一人。 運転手がマスター。プレイヤーは俺とその風船デブ。 真冬の北国なのに部屋にはストーブも無く、絶え間無く流れるのはガンダムのBGM集。 っていうか二人パーティかよ。 つづく。 192 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 07 25 取り合えずキャラ作り開始。ルールはD&D。二人パーティなのでとりあえず 風船くんに「キャラどうします?」と聞くと、風船くんは「僕はプレロールド を持ってるから好きなの作りなよ」とか言うので、シーフ作った。勿論レベル1 のやつな。 そして風船くんはというと、まず出したのがキャラシートじゃなくてヘンなイラスト。 しかもコピーして何枚も持ってるやつ。それになんかチョコマカ細かく書いてあって、 ヘンなイラストはなんか園田建一の出来そこないみたいな感じで、左上の空間に汚い 字で「アップル」って殴り書き。 レベルなんかもう12だか15だかそんなんで、勿論パラディンなのよ、パラディン。 俺1レベルのシーフ。HP3の。 BGMはシャアの歌。 193 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 07 34 プレイ開始。 マスター:目の前に湖があって、底に何か見え隠れしてる。 俺 :潜っていけそーな深さスか? マスター:うーん、微妙な感じかな。 アップル:はい! マスターはい! アップルちゃんはこの(名前忘れた)の鎧の力で、 体を液体化することが出来ますので、それを使って水中を探索します! マスター:…あ、そう つうか、どう見てもマスター困ってんだよ! 知らされてないんだよ、そいつの事! その鎧がまた、ホワイトドラゴンがアップルちゃん(常にちゃん付け)に負けた時に 変化したとかいう代物で、聞いただけでも「飛行能力」「液体化」「火炎抵抗」の三つ あって、スーツアーマー扱いなんだよ! 水野良が当時な、ロードスの二部でだよ、えらそうにアシュラムにスーツアーマー着せて 「これは上位レベルのルールに出て来る鎧でちゅ~」なんて書くもんだから、当時はそりゃー どいつもこいつもスーツアーマーだよ! エンカンブランスなんて気にしてねえしな! (つーかどうせ魔法の鎧だから軽いしな!) 194 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 07 37 つうか火炎抵抗ったってレジスト+3とかならまだ可愛いけどな! 消去の方なんだよ! なんかあったべ、属性で、火を消しちまうやつ。あれあれ。 空飛んで様子見に行くしよ。なんかバカ強い剣持ってるしよ。 剣の設定なんか、それだけで別紙にコピーして何枚も持ってんだ。 つうかなんで何枚も持ってんだよ。別に配ってるわけでもねえのに。 俺見てたら返せって言われたし! 195 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 07 44 またその持ってる剣が、当然インテリジェンスソードな(一人二役) そんでvsドラゴン+5でvsデビル+5であとなんか色々でもうとにかくいっそ潔く ロングソード+5でいいやんけーみたいなヤツで更に回復だのレジストだのなんだ のかんだのもう大変でも、さすがに俺、言ったわけよ(つうか文体変わってきた けど気にすんな)「これ、ちょっと強すぎないですか?」って。 俺だって当時マスターやってて、こんな無茶な剣使われたらハナシになんねーって わかるし、つうか誰でも判るんだけど、まあそのへん、角の立たないように言った わけですよ、ええ。 そしたら「いや、これはエネミースレイヤーという剣でですね、仇討ちのための剣 なんですよ…アップルちゃんの両親がですね…それでですね…で、非力な女の子でも 仇が討てるようにと…」 愛~震える愛~♪ つうかマジで震えてた。ストーブねえんだもん。風船デブはまるで平気な顔。 196 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 07 53 つうかなんで俺、そんなエネミースレイヤーだのホワイトドラゴンの鎧だの 着てるパラディンと一緒に旅しなきゃならねんだよ! ちまちま鍵開け失敗したりハイドインシャドー失敗したりしてんだよ! ウィザードリィで連れ回されてる1レベルのやつの気分。 つうか後で聞いたら、その風船デブは当時もう30くらいで、コンベンション主催 のサークルの親玉的存在。たまたまコンベンションに顔出せなかったので、その マスターが御機嫌伺いで参上したらしい。つうか俺を呼ぶな(見どころがあると 思われていたらしい。有りがたくねー) つうかその当時の俺は県下で開催されるコンベンションには必ず参加するという TRPGキチガイで、その割にどこのサークルにも所属していなかったから、なんか みんな気にしてたらしい。いや、一回入ろうとしたんだよ、そしたらそのサークルの メンバー募集のキャッチに「無理して普通人ぶらずにテーブルトークしよう」みたい な事書いてあって一気にゲンナリした。するっつーの。ヤじゃん。 そんなこんなでセッション終了。風船デブ上機嫌。 俺、すでにハナシさえ覚えてねー。 197 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 08 01 んで自己紹介というか、ちょっとした俺のプロフィール聞かれるわけよ。 教えたくなかったけど。ウソも用意してなかったから、まあ適当にな。 んで高校どこって言うから答えたら風船くんが「あ、うちの妹と同じだ!」 って言い出して、俺としてはゾクゾクもんだよ。 だってこの兄貴が妹にどう思われてるかなんて想像つくじゃん! そんな兄貴 の友達だと思われて、尚且つ同じ高校かよ! 聞いたら、俺の一コ下じゃん! ぜってえやべえ。 つうかストーブつけろ。 そんで帰り、マスターやった人が車で送ってくれるって言ってくれて。 俺んちは、そこからちょっと離れた、車で一時間くらいかかるとこなんだけど。 そしたら風船が「僕も行きます」だって。マスターが「何しに来るんですか」 みたいな事言ったら俺を指差して「彼の家が見たいじゃないですか!」って犯罪 を仄めかすような発言。もうウンザリウンザリ。 結局僕は、もう2度と風船くんには会いませんでした。 あの当時のサークルまだあるのかなー。 198 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 08 05 あと思いだした。 そのアップルちゃんの友達以上恋人未満(セックスフレンドかよ?)の男キャラ がいて、そいつの名前がズバーンと「ダークシュナイダー」って言うのな。 俺、さすがに顔凍っちゃってさ(ストーブ無いしな)「あー、バスタード面白い ですよねー」ってかなり苦しい返事したら、その風船くんが顔色変えて、「でも このキャラは、あのマンガが始まる前に考えたんです!」とか言い始めて。 ダークシュナイダーっていう魔法使いなのにか? か? 何故人は悲しみ抱えて大人になる? 199 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 08 07 あー、久しぶりに思い出して熱くなっちゃったよ。 連続長文カキコすんません。 まあ明け方だし勘弁してください。 200 名前: 六条 2001/01/22(月) 09 19 >ダークシュナイダー ジャーマンメタルの人でそういう名前の人がいるのよ。 ウド・ダークシュナイダーだっけ。 だから決めつけてあげないで。 ダークシュナイダー、ジャーマン、メタルとかのキーワードで検索してみて。 何件かヒットするよ。 202 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 09 30 200 あー、知ってる。つうか当時、おれが他人にこのハナシするときは 「てめえそれともウド・ダークシュナイダーのファンとでも言いてえのか」でした。 というか、そうだったらそうって言うよなー。 当時なら特に一緒にされたくねえだろうしなー。つうかアップルちゃんが聞くとは 思えないってのは偏見だよなー。ヘンケン艦長(ガンダムオチ) 209 名前: 山犬。 2001/01/22(月) 11 33 191-199 柏武文 さん そりゃ,さぞお辛かったことでしょう。心中お察しします。 ただ,その風船野郎は問題外として,GMもかなり痛くないですか? 1.持ち込みキャラを断る。 2.新規作成PCのレベルの調整。 の2つの行動が出来ていない所に,GM技量の無さが…… あと,「そんなヤバイ奴と何故付き合う」という問題も。 「コンベンション主催のサークルの親玉的存在」ってそんな奴を 親玉にしているサークル(仲間)って…… その時点で痛さが想像出来てしまう。 まぁ,当事者でないと知らない事情や,人間関係も存在したのかも しれませんが,それでも一考察。 210 名前: 柏武文 2001/01/22(月) 12 17 なんかねー。 当時は、土地柄もあってかゲーム人口少なくてねー。 「ダメなやつを排除する」ほど人がいなかったんだよね。んでまあ年功序列って のもあって。そういう風船君でも受け入れて貰えてたのです。 レベルは、俺が気にしてなかったから何も言わなかったんじゃないかな。 つうか気をつかってお前の方から言えって感じですが。レベル12くらいで始める? って。 やっぱひとえに人間関係が齎した悲劇とでも申し上げましょうか。 でも誰に話しても面白がってもらえるネタを提供してもらったと思えばいいかー。 アップルちゃん。 椎名林檎に先駆けること十年。 ジリオンに遅れること三年。